公式サイトによれば、Amazonでベストセラーになるほどの人気商品「ヴォルスタービヨンド」の主成分は他の男性向けサプリと同様にL-シトルリンです。
それでは、ヴォルスタービヨンドのどこにそれほどの人気の秘密があるのでしょうか。
ちょっと探ってみましょう。
※追記
ヴォルスタービヨンドは最近新商品ヴォルスタービヨンドブラストにリニューアルされました。
この記事は旧商品のヴォルスタービヨンドに関するレビューです。
新商品のヴォルスタービヨンドブラストに関する効果や口コミレビューは以下の記事が一番客観的で優れていますので参考にされて下さい。
ヴォルスタービヨンドブラストレビュー記事|効果や口コミ分析まで
<ヴォルスタービヨンドの配合成分>
ヴォルダービヨンド公式サイトによると1日あたりの摂取目安量はL-シトルリン801mg、L-アルギニン282mg、亜鉛12mgとなっています。
加えて、山芋に含まれるジオスゲニンを主成分としたジオパワー15が165mg、黒コショウから抽出されたヒペリンの含有率を95%に高めたバイオペリンが5mg配合されています。
ジオスゲニンは、食材の中では山芋にしか含まれない成分です。
ジオスゲニンには、加齢によって減っていく男性ホルモンを補充する効能があります。
男性が何歳になっても若々しく元気で、しかも男性らしい体つきでいられるために、特に40代~50代の中高年男性におすすめです。
ジオスゲンは山芋に含まれる成分で、植物ステロールの1種です。
植物ステロールとは、植物の細胞を構成する成分の1つで、山芋の細胞維持に欠かせない栄養素です。
山芋は滋養があることで知られており、山芋を乾燥させたものは山薬と呼ばれて、漢方では昔から使われてきた成分です。
山芋は縄文時代から食べられていたようですが、食材のほかに山薬としても使われてきたのは、山芋に含まれるジオスゲニンに健康改善効果があったからでしょう。
しかし、ジオスゲニンは体内に吸収されにくい性質があります。
このため、ジオスゲニンを効果的に摂取するには、サプリメントを飲むことをおすすめします。
そのほかに他社製品でもおなじみのレスベラトロール(赤ワインエキス)、トンカットアリ、マカ、L-オルニチンやビタミン・ミネラルなど全部で61種類の成分を545mgという大きなカプセルに充填しています。
日本で使用されるカプセルは300mg程度が一般的なので、ヴォルスタービヨンドはかなり大きなカプセルを使用していることになるわけです。
<古くから知られる山芋パワーの源ジオスゲニン>
男性ホルモンにはテストステロン、ジヒドロテストステロン(DHT)、デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)の3種類があり、これらを総称してアンドロゲン(男性ホルモン)と呼んでいます。
このうち勃起力に直接関わるのはテストステロンで、別名を若返りホルモンとも呼ばれるDHEAにも重要な働きがあります。
DHEAは男性ホルモンとしての活性はテストステロンの5%ほどですが、免疫力の向上や生活習慣病の予防、ストレス緩和や認知機能の改善などの働きがあります。
高齢男性では体内のDHEAが多いほど長寿だという報告があり、性的欲求を高めることも知られています。
この若返りホルモンDHEAを増やすと考えられているのが山芋に含まれるジオスゲニンです。
ジオスゲニンには、体内のテストステロン分泌量を増やす効果があります。
テストステロンは精嚢で分泌される男性ホルモンで、男性機能の維持には欠かすことのできないものです。
テストステロンが減少すると勃起力が低下するほか、イライラや不安感などの精神的な影響まで出てきます。
テストステロンを補うDHEAの入った製品は、医薬品に含まれるため頭痛や眠気などの副作用があるため非常に危険です。
これと比べてジオスゲニンは、山芋に含まれる摂取して安全な成分なのにDHEAと同じような効果があります。
だから、ジオスゲニンを積極的に摂取して、テストステロンの分泌量を増やせば、男性の性的能力に関する悩みはたちどころに消し飛んでしまうでしょう。
立命館大学の研究によれば、糖尿病にかからせたラットにジオスゲニンを投与したところ、骨格筋内のDHEAが増加し、血糖値を改善したということです。
ジオスゲニンは分子構造がDHEAに類似しているため、食品から摂取することで体内のDHEAを増加させるのではないかと推察されています。
古来より、山芋は山薬と呼ばれ滋養強壮、ストレス緩和に用いられる漢方生薬でもあります。
ヴォルスタービヨンドに配合されているジオパワー15は、山芋に含まれるジオスゲニンが15%以上の濃度になるよう調整された粉末の商品名です。
<アミノ酸の吸収を促進するピペリン>
おなじみの香辛料・コショウもまた、山芋と同様に漢方処方に使用される生薬のひとつです。
クローブ、ヒハツなどコショウの仲間は漢方だけでなく、東南アジアやインドの伝統医療にも用いられてきました。
特にインドのアーユルヴェーダではヒハツは強壮剤に用いられています。
ピペリンはコショウに含まれる辛味成分で、抗がん作用や抗酸化作用のほか、肝臓での薬物代謝酵素の活性を阻害する作用を持つとされています。
また、ある種の糖タンパク輸送を阻害する作用があり、さまざまな薬理成分の体内での利用率を高めると考えられています。
ピぺリンはコショウの辛味成分で、血管を拡張し血行を促進する効果があります。
血行がよくなれば、体内の脂肪が燃えやすくなるので、ダイエット効果が期待できます。
そしてもちろん、血行が促進されれば、勃起力アップの効果もあります。
また、ピぺリンには抗菌作用や防腐作用、殺虫作用などもあります。
ちなみに、コショウを嗅ぐとくしゃみが出るのは、このピぺリンの成分が鼻の粘膜を刺激するからです。
ピぺリンはコショウに多く含まれるので、炒め物やスープなどに使えばいつでも摂取することが可能です。
コショウに含まれる成分ですから大量に摂ることは困難ですが、常時料理に使っていれば、料理がおいしくなる上に健康維持やダイエット、勃起力アップも期待できます。
バイオペリンはピペリンの含有率を95%以上に高めた製品で、ビタミンやミネラル、アミノ酸などの体内利用率を高めるために使用されます。
<ヴォルスタービヨンドのおすすめポイント>
ジオスゲニンやピペリンなど他のサプリメントにはない独自のアプローチがみられる点が、ヴォルスタービヨンドの最大の特長です。
ペニスの海綿体毛細血管を拡張し、血液の流入を促すNO(一酸化窒素)を産生するL-アルギニンと、体内でアルギニンに変換されるL-シトルリン。
L-シトルリン801mg配合で基本のメカニズムは抑えつつ、主要な働きを側面から支えるジオスゲニンのジオパワー15とバイオペリン。
個人差はありますが、他とは違うこの配合が、文字通りピンとくる男性は多いのではないでしょうか?
ヴォルスタービヨンドのおすすめポイントは
2.NOパワーを側面からサポートするジオパワー15とバイオペリン
3.545mgの大容量カプセル
といったところでしょう。
<ヴォルスタービヨンドのウィークポイント>
大容量545mgのカプセルがウリのヴォルスタービヨンドは、カプセルが大きいだけに飲みにくく、カプセル自体の重さも総重量に対してかなりの割合を占めています。
パッケージの原材料名の記載を見ると、L-シトルリンに次いで2番目にゼラチンと書かれています。
つまりL-シトルリンの次に多いのがカプセルの材料であるゼラチンということになるわけです。
パッケージの内容量をみると49.05g(1粒重量545mg[1粒の内容量445mg]×90粒)とありますので、カプセルの重量は1個あたり100mg、総重量49.05gのうち実に9gをゼラチンが占めていることになります。
ヴォルスタービヨンドのウィークポイントは
2.製品重量の2割近くがカプセルのゼラチン
となります。
また、ジオスゲニンやピペリンなどの側面支援よりもマカやトンカットアリなどを優先したいユーザーも少なくないでしょう。
良くも悪くも使用するユーザーを選ぶのがヴォルスタービヨンドのようです。